09年給与所得者の税金合計は5年ぶりの減少

2009年の給与所得世帯の税金の合計は、給与所得世帯の所得減少に伴い、所得税が月平均額2万1556円、前年比11.7%減と大きく減少した影響から、月平均額4万8967円、同5.1%減と、2005年以降5年ぶりに減少したことが、日本生活協同組合連合会がこのほど発表した2009年「全国生計費調査」結果速報(有効回答数1566世帯)で分かった。

 また、全モニター世帯の税金と社会保険料の合計の月平均額は、11万1009円で同3.3%減だった。内訳は、「税金」が4万8967円、「社会保険料」が6万2042円。「税金」は月平均2651円の減少、「社会保険」は1100円の減少と、「税金」の負担割合が増えた。この結果、合計で3751円の減少となり、収入に占める割合も前年から0.2ポイント減の17.9%となったが、2008年に次ぐこの10年間では2番目の高水準だ。


 一方、日本生協連では、「全国生計費調査」とは別に「家庭で負担した消費税の調査」を行っている。2009年は50生協833世帯(有効回答数)の協力で1年間の消費税の負担実態を集計した結果(速報)、年間消費税負担額は、1世帯あたり平均17万2000円だった。収入に占める割合は2.46%、消費支出に占める割合は3.54%で、消費支出が伸びることのない状況のなかでは、金額・割合ともにここ数年大きな変化はない。

 2009年の1世帯あたり年間消費税額を所得階層別にみると、負担額は、年収「1000万円以上」の世帯で27万4000円、「400万円未満」の世帯で10万2000円と2.68倍となっている。しかし、年収に占める負担割合では、「400万円未満」の世帯で3.30%と高く、「1000万円以上」世帯の2.12%の1.56倍という負担率となっている。年収に占める負担割合は、低収入世帯ほど高い状況が分かる。